ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-12-10

亜熱帯 油絵の楽園 インドシナ 褐色の恋人

a.m.s.恵比寿プレイスです。

このネイルは素敵ね。正に油絵のようだ。狂った道化師の親戚。じとっと気怠く暑い。汗が滲んで動くのも気怠い。サイゴンなのか、タヒチなのか、熱帯の花が狂い咲いて蔦や蔓や木が繁茂する褐色の恋人。


フレンチコロニアル。っていうと、何かそんな言葉で片付けて良いのか。って気もするんだけど、私解説者マサ子(仮名、37歳)は、「ベトナムがフランスの植民地だった事を彷彿とさせる映画」が好きで、まずその筆頭には「地獄の黙示録」が挙げられることは言を俟たない。地獄の黙示録、特別完全版をごらんなさい?あの大佐、怖いですね~ あのフランスのご婦人、あのお屋敷、綺麗ですね、美しいですね~っていうのが誰のマネであるのかを知っておられる読者のお嬢さんたちも少ないと思うけど、それで心が折れるような37歳ではありません。「ベトナムがフランスの植民地だった事を彷彿とさせる映画」の何が良いって、やっぱり、大道具小道具各種装飾品が良いんだよね。あと、メコン川、っていうのも、ロケ地として無条件に素敵だよね。いやあ萌える。グフグフ。メコン川河畔で栗色の巻き毛のメランコリックなフランス人青年貴族あるいはハンサムで奥手な中国人華僑青年に出会う妄想が止まないよねメコン川つーのは。ゲヘヘ。そういった意味で、多摩川とか荒川とかとはちょっと違うよね。荒川の河川敷に巻き毛のフランス人青年貴族はいないからな。それから、カトリーヌ・ドヌーブ先生が出ておられる「インドシナ」っていうのもあった。中身は大河ドラマだった。あと、「愛人/ラ・マン」てのがあって、「中国人華僑の青年とフランス人の少女の愛と肉体関係の物語」なんだけど、何を間違ったのか、この「愛人/ラ・マン」(無修正版)を買ったあたりから、私のアマゾン先生の様子がおかしくなり始めて、その後相当の期間、「エマニエル夫人」をしつこく薦められて大変に困った。違うんですよーそういうんじゃないんですよー。

それでは。