ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-07-03

エウリディーチェ 教養と知識 絢爛と豪華

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルははっちゃんの得意な血塗られた鬼百合の親戚かな?所謂可憐で可愛い野に咲く草花や小花ではなく、妖しげな花粉とむせ返るような薫りで雑草やまとわりつく羽虫、昆虫、人間までも圧倒する鬼百合、すなわち お花のネイル。


わたし解説者マサ子(仮名、38歳)は、最近イタリア語を習い始めたんだけどさ、まだ

わたしわ あさ ろくじはん おきます。

みたいな事しか言えないわけよ。そんで、直説法現在形でひたすら

あさ わ つらい です。げつようび あさ は じごく です。

とかいう文章を書いたら、師(ロベルト先生、仮名、推定40歳)曰く ダンテの神曲の地獄篇はすごく面白いから読んでみたら?みたいな話で、曰く 誠に絢爛豪華且つ残虐且つ詩的で陰々滅々ながらも荘厳な書物なようなんだけど、日本語訳といえども文語体じゃあ半分も理解できないから、必死に現代語訳を探して読んでるんだけど、<絢爛豪華且つ残虐且つ詩的で陰々滅々ながらも荘厳な様子>の5%も味わえないわけ。これ、一重に教養の欠如なり。だってさ、子供の頃なんてさ、ギリシャ・ローマ神話とかさ みんな 名前がおんなじに見えてさ、もうほんと、読むのつらくて どうしても 八郎潟に出た大蛇を退治したのが十和田湖になりました みたいな 日本の民話ばっかし読んでたわけよ。ごめん、これ、十和田湖じゃない?よく覚えていないんだけど、まあ グローバルな視点から言えば、ギリシャ・ローマより、青森とか秋田の方が断然地元だからさ、<八郎潟の大蛇退治>の方が、黄泉の国に下るオルフェウスとエウリディーチェより親近感もあるし、その光景も浮かぼうってもんでしょう。そんなわけで、ギリシャ・ローマ神話つったって、翼が溶けてついには墜落してしまう勇気一つをともにする昔ギリシャのイカロスくらいしか、知らないわけね。だいたいが、生まれも育ちも農村文化の仏教徒、幼稚園の聖誕劇でどのツラさげてかマリア様を演じた事はあっても、聖書を読んだことも無いわけでさ。でもギリシャ・ローマ神話を知らずして、聖書を読まずして、きっとイタリア文化を知ることはできないんだろうから まあそのうち読んでみる事にするけど、今回ダンテの神曲~地獄篇を読んでわかったのは、どうも わたし解説者マサ子(仮名、38歳)は地獄に落ちるらしいってことだよね。だって、なんてったって☆異教徒、私は異教徒。ユーアー異教徒。清く正しく美しく。

それでは。