ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2015-05-29

青の時代とミンク

a.m.s.恵比寿プレイスです。

今日は美術的な青の時代のネイル2種だね。似ているようで違う どちらが正しいのでもないけれど 似てそうで似てない 似てないようで似ている 色の沈んだ2種。


私解説者マサ子(仮名)がこないだ 夜 六本木を歩いていたら 人だかりがしていて みな 頭上をパシャパシャ 携帯電話で写真を取っているので 何かいな?と 思って 頭上をみたら 電線の上をフェレットが歩いている。夜の六本木の電線の上を歩くフェレット。文章は間違っていない。夜 六本木を歩いていたら 電線の上をフェレットが歩いていた。のです。



あ!あんなところに フェレットが!

と思った。でも フェレットって 野良のフェレットっていうのはいないわけで 必ず誰かが飼っているものだと思うから きっと 自分のフェレットに逃げられてしまって 哀しい思いをしている飼い主さんがいるに違いない。だいたいがあのように大きく丸々と太っている。と思った私解説者マサ子(仮名)は とにかく 電線伝いに歩くフェレットに 下からついていった。電線伝いに路地を曲がったら 人気がなくなって 私解説者マサ子(仮名)以外には数名がいるだけになったので とにかく 感電したらかわいそうだし どこかに降りるところを見届けて 動物病院とか 愛護団体に連絡をしたら 迷子フェレットが六本木にいる事を 飼い主さんに知らせられるかもしれない。そう思った私解説者マサ子(仮名)は 電線の下から

オバサンですよ〜 怖くないですよ〜

降りてきませんか〜

おうちかえりましょうよ〜

こっちですよ〜

とか 電線伝いに歩くフェレットに下から声をかけると フェレットが ババア ウルセーナー。見たいな顔をしてこちらを見下す。

それで 結局フェレットは 電線から降りて来たのだけど 塀をつたってとある邸宅の中に入って行ってしまわれた。

万事休す。

色々考えたあげく とりあえず この近所のフェレットの飼い主さんであれば 近くのペットショップでご飯とかを飼うのであろうから 近くのペットショップに入って 張り紙でもしてくれないかどうか 聞いてみよう。と思って 最寄りのペットのコ☆マに入って

マ:すみません 今 そこで迷子のフェレットを見たんですけど こちらって迷子のペットの張り紙とか してらっしゃいますか・・

コ:いやー うちはちょっと そういう張り紙とかはしてないんだけどー どれくらいの大きさでした?

マ:うーん これくらいかな 
(じぶんちのオスねこ7.5kgくらいの大きさを指し示すジェスチャー)

コ:あ〜それ ちがうちがう! ハクビシン!! フェレットじゃないよー

ていうと 私解説者マサ子(仮名)は ハクビシンに向かって オバサン怖くないよ〜 降りて来ようね〜 とか話しかけていたとでも言うのか?

いちおう食い下がって

マ: こちらにフェレットっています?こちらからは逃げてないですよね?

と 尋ねてみたら 店員さんが 自分のところの売り物のフェレットのところに案内してくれたんだけど そうか。

たしかに これが フェレットならば 私解説者マサ子(仮名)が オバチャンとおうちに帰ろうね〜 とか言って電線の下から 猫なで声で 話しかけていたのは フェレットでもなんでもない。

正に イタチ。

でかいねこくらいの大きさあったし。

ガンバの大冒険に出てくる恐ろしいイタチ。とか なんなら かまいたち。でも良い。っていくらい 立派なイタチだった。むしろミンクのサイズだった。ていうか フェレットは ミンクのサイズじゃない。というのを 初めて学んだ。むしろフェレットは太い鰻。くらいであって ハクビシンはねことか狸とかミンクくらいのサイズ感なのね。いやー。色々勉強になった。あとフェレットの迷子がいても 犬猫ほど愛護団体がないぽいので 素人には<打つ手無し>だというのもよくわかった。

家に帰って ツイッターを見てみたら まじうける六本木にハクビシンいるー とか つぶやかれていて ハクビシンだと気がついていなかったのは私解説者マサ子(仮名)だけだったらしい。むだに動物愛護精神を発揮してしまった。

それでは。